もし

夫の不倫を知らずに暮らしていたなら

今も欺かれながらも明るく笑っていたでしょう。

もし

この治療に出会っていなかったなら

経験していない人には分からない苦痛の中で

今ももがきながら病気にでもかかっていたか、

傷解離がきて身も心も崩れ、

家族も家族ではなくなっていたでしょう。

もし

途中で治療を諦めていたなら

今の心の余裕と感謝はなく、

傷を大きくする人間関係に自分のエネルギーをつぎ込んでいたでしょう。

もし…

あまりにも多い「もし」から2年間自分を守りながら歩んできたことを褒めてあげたいです。

天と地がひっくり返るような苦痛を乗り越え、

自分自身が天になり地になり盤石になっています。

今はすべてに感謝の気持ちでいっぱいです。

この世に自分がいることに、

生んでくれ育ててくれた両親に、

そばにいる責任感の強い旦那に、

そして愛する子供たちに、

本当に貴重なご縁に感謝するばかりです。

晴れた日は快い日差しに感謝し、

曇った日は日焼け止めを塗らなくてもいいから感謝し、

雨の日は雨音が心を潤してくれて感謝し、

子供たちが駄々をこねると元気に育っていることに感謝し、

父親が脳卒中で看病が大変な母に笑顔で労ってあげることができて感謝し、

今も両親が生きているだけでも感謝し、

コロナ禍で大変でも家族一緒に夕飯を食べられることに感謝し、

感謝することばかりです。

もし

治療をはじめていなかったなら私にこんな日がきたのでしょうか。

私を応援して支えてくれている方々にも感謝し、

私自身にも拍手を送ります。

これからも完治に向け頑張ります。